2007年10月16日火曜日

メタボリック(内臓脂肪)症候群対策として

 厚生労働省は、メタボリック(内臓脂肪)症候群予防のため、40歳~74歳の人を対象に、2008年度から新たに、糖尿病などの生活習慣病の予備軍を早期発見し、運動や食生活などの改善・指導して発病を減らす計画で、その為の健康診断の費用負担案を提出しています。原則として健康保険から拠出、専業主婦や会社員の扶養家族、自営業者ら国民健康保険加入者は健診時に窓口で費用の一部を負担します。負担率には一定の上限額を決める方針です。

 さらに、厚生労働省は、各都道府県に策定を求めるメタボリック(内臓脂肪)症候群該当者と平均入院日数の削減計画についての基本方針案をまとめました。メタボリック症候群の該当者と予備軍を2012年度までに2008年度比で10%以上減らすことなどを盛り込んでいます。これらはひとえに、生活習慣病患者と平均入院日数を自治体単位で減らすことで、医療費の抑制を目指します。2006年に決めた医療制度改革に基づくもので、都道府県が2008年度から5カ年の計画を策定するための基準になるもので、メタボリック症候群を予防するために40~74歳が受診する新しい健康診断については、2012年度時点で対象者の70%以上を受診させるよう求めました。

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